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新型スイフト スポーツ [ ファーストインプレッション - クローズアップ ]

期待の新星スイフトスポーツがいよいよ登場です!早速試乗してきたマイ・インプレはBLOGでご覧ください。普通のスイフトにするか、スポーツにするか、悩まれる方も多いと思いますが、それぞれ、いい点もあれば悪い点もありますので、参考までにどうぞ。
 
※ここではスイフトスポーツの各部にクローズアップして、各部位のデザインや効果について私なりの印象や意見を、読み物として掲載しています。開発者の意図や皆様の印象とは異なる場合がありますので、その点はあらかじめご了承ください。

|総合|費用インテリアエクステリアエンジン
ミッション
MT ATサスペンションステアリングブレーキタイヤ・ホイール

総合 〜待望のリアルコンパクトスポーツカーが登場!〜

新型スイフトスポーツ!コンセプトは「リアルスポーツコンパクトカー」。待ちに待った新型スイフトスポーツが登場した。スタンダードのスイフトがすでに「走り」において非常に高い評価を受けているのにプラスして、走る・曲がる・止まるの全域でグレードアップが施されている。

今回のスイフトスポーツは走りのポテンシャルもさることながら、装備もスタンダード+αで、高級感を得たものになっており、所有する満足度は高いだろう。

スペックや写真を見るに「パワフル」「スパルタン」というより、「ハイクオリティーな、」もしくは「上質な」という印象が強いように思える。外装にはガンメタのパーツが程よく使われ、スタンダードと比べるとずいぶん精悍な印象を受ける。
スイフト同士、別グレードで比較しても、どちらも魅力的で甲乙つけがたい部分もあり、ここではそれぞれのメリットとデメリットを紹介したいと思う。私は早速、見積もりをとってみたが(リストには無いので備考に書いて…)、車両本体価格はMTで1,585,500円(税込)だった。これは発表後であれば値引きがきくようである。
 

費用・ランニングコスト

排気量、重量、使用燃料、燃費の面でコスト高
 
悔しくもガソリン代が13年ぶりに高騰している時期での登場となってしまった。クリーン排ガス化は達成しているものの、ハイオク仕様である上、今どきカタログ値14.6Km/L(5MT)という燃費はあまり芳しくない。(標準車ですら満足する値ではない…) ふと、トータルバランスなら1.3XGのほうがいいのではないか、と思ってしまう。 コストや燃費を気にされる方にはスタンダード・スイフトがお薦めとなるだろう。スイフトスポーツは、一般的な「コンパクトカー」を求める人よりも、欧州車やスポーツカーを求める人向きだ。またポテンシャルの高さから、ワンメイクレースにはうってつけのマシンになりそうである。

燃費については、1600ccのスポーツエンジンということで、例えばかつてのホンダB16エンジンと比較すると、若干良いようではある(パワースペックは違いすぎるが…)。実質の燃費は8〜10Km/Lというところだろうか。ただ、このクラスのスポーティーカーとなれば標準的だといえばそれまでかもしれない。このあたりのスタンスが欧州のコンパクトスポーツと似ている。

比較 1.3L 1.6L
排気量・トルク トルクが細い上、2速以降は燃費重視のハイギヤード。トルクフルに走らせるには3000rpmを超えるまで「待ち」を強いられる。だが楽しさは全く損なわれていない。40〜70Km/hで巡航するだけでも心地よい。(MT) 全体のトルクアップとローギヤード化によって、低速域もキビキビしたものになる。当然1.3よりも走らせやすいといえる。たった1500rpmで、1.3Lの最大トルクと同等の力を発生する。低中速域でずいぶん差がつきそうだ。実際、AT車でも体が持っていかれる加速力を持っている。
重量・重量税 1000Kg
購入時 \37800-
 3年以降 \25200-
1060Kg
購入時 \56700-
 3年以降 \37800-
使用燃料 レギュラー
2005/9月時点で125〜130円/Lをマークしている。100円を切っていた頃が懐かしくなってきてしまった…。カラの状態で入れると5,200円程度(約40L)かかる。1.3では街乗りで420Km、高速を含めると600Km程度走ってくれる。
ハイオク
135〜140円とすると、満タンで5,600円くらいか。タンク容量は40Lと変わらないため、スタンダードに比べて、スポーツの航続距離は落ちる。良く見積もって、高速を含めて450〜470Kmというところではないだろうか。
燃費 車体に対して非力な上、ハイギヤードであるため、ややエンジンの負荷が高い。残念ながら実質燃費はあまり評価できる値ではないが、運転次第で好成績を出す可能性は秘めている。

18.8Km/L(MT)
16.8Km/L(AT)
余裕のあるエンジン+ローギヤード化で1.3に比べてエンジン負担は減っているはずで、これの意味するところパワーアップ感はかなり高い。しかし全体として高回転志向に仕上がっているため、燃費は差し引きしてもマイナスのようである。

14.6Km/L(MT) 22.3%DOWN
13.6Km/L(AT) 19%DOWN

スイフトスポーツ リヤビュー

インテリア

見るところ、触れるところすべてにおいてグレードアップ
 
スイフトスポーツ 内装スタンダードではややプレミアム感が不足すると感じていた部分がほとんど解消され、運転する楽しさはさらにアップする。どちらかというとスパルタンなスポーティー感よりも、プレミアム感や高級感の比重が高いチューニングが施されている。
  
この黒-赤のカラー設定は賛否両論だが、色を変えるならボディーカラーや好みに合わせて選べるぐらいにしてほしいものである。が、それを言い出すと価格にも跳ね返りかねないので難しい所だ。
開発陣の情熱がこの赤に込められていると解釈すべきかもしれない。


品名 フォトイメージ コメント
シート NEWスイフトスポーツ スポーツバケットシート ノーマルスイフトでも大きめの座面やクッションの効果で長距離もさほど苦にならない良質なシートだが、スポーツではパッドの硬度アップと共に左右のサポート性を向上させている。乗降がしやすく姿勢の自由度の高いノーマルと、サポート性の高い本格レカロの中間仕様といえよう。
オプション 共同開発レカロ
<<ちなみにこちらがセットオプション車に装備されるレカロ製バケットシート。

なお、リヤの居住性については、クッションがやや薄いかと思われるが、居住性は悪くない。フットスペースは前席のリクライニング次第で広くなる。
メーター スイフトスポーツ メーター 220Km/hフルスケールメーターと3連ともメッキ調メータリングを装備。実際、220Km/hが出るかどうか、また挑戦するような機会はおそらく1度もないだろうが、最も多く目にする部分だけにこの品質アップはうれしい。プレミアム・コンパクトに乗っているという気分が味わえるに違いない。1.3はスピードメーターのみ、メッキではなくつや消しシルバーの枠となっている。
 
タコメーターのレッドゾーンは6800rpmからとなる。参考までに0-400m加速性能は下記のとおりである。(2名乗車相当での計測値)
1.5スタンダードAT :18.2秒
1.6スポーツ AT  :17.5秒
1.6スポーツ MT  :16.0秒
ペダル スイフトスポーツ ステンレスペダル ステンレス製ペダル(カバー)とフットレストを標準装備し、言うことなしの操作性と機能性を獲得。MTのクラッチはスタンダードと同じく油圧動作である。
フットレストはオプションでも良いので是非全車に設定して欲しいものである。スタンダードと比較すると、クラッチペダルが若干右にオフセットされているようだ。
シフト 新型スイフトスポーツ マニュアルミッション シフトブーツには赤いステッチが施され、スポーティーな雰囲気を演出している。また、シフトパターン部はシルバー塗装されているようである。ノブの材質は写真を見る限りでは1.3XG/XEと同じようだ。

もともとシフトフィーリングは曖昧なフィールがなく、国産コンパクトカーではトップクラスと言えるほど優れているが、スポーツではさらに磨きをかけて、ケーブルの摺動抵抗を減らし、より軽い力でしっかりとした操作感を得ているという。シフトがこれほど快適で楽しいなら、ほとんど面倒だとは思わないはずだ。詳細

 

エクステリア

一番目を引くのはフロントのバンパー形状であろう。高速時の車体の揚力を全面的に低減させており、高速時の安定感を上昇させている。標準で装備されるエアロパーツは下記のとおりである。

・フロントバンパー
 下部をフィン形状とし、前部のリフトアップを抑制。大胆な造形とツートンカラー(フィン部分グレー塗装)により、立体感が強調されてアグレッシブな印象を与えている。リヤバンパーも専用で整流効果の高いディフューザタイプとしている。スッキリしたフェイスが好みという方なら、フィン部分を同色にすればその効果が得られるだろう。DIY例

・サイドアンダースポイラー
 空気の流れを車体斜め上方にはねあげるストレイク形状にデザインされ、整流効果をアップ。ボディーのガードにも一役買っている。なお、ここもグレー塗装がされている。

・ルーフエンドスポイラー
標準で装備され、高速走行時の揚力を低減させ、直進安定性を向上する働きがある。
 
このほかにヘッドライトのインナーがスモーク塗装され、顔がグッと引き締まった印象を受ける。なお、スポーツのエクステリアパーツはさらにオプション設定(SUZUKI)されているものもある。

M16Aエンジン

スイフトスポーツ M16Aエンジン性能曲線図新たなる名機となるか?高圧縮・高回転型のM16A

92Kw(125PS)/6800rpm 148N・m/4800rpmの高回転仕様エンジンが搭載される。とはいえ、ホンダVTECとは性格が異なり、ハイリフトカムを入れてはいるが、欧州型の実用エンジンである。つまり実用域(低中速)でのトルク重視というわけだ。VTECでは通常回すはずも無い7000rpm以上で最大トルクを得ていたが、スイフトではそんなことはない。

右のエンジン性能曲線図を見ると分かるが、わずか約1500rpmでスイフトの1300ccエンジン(M13A)最大トルクである 12Kg・m/4000rpm を発生する。その豊かなトルクにより、1.3より間違いなく0発進がラクで走らせやすい。
高回転型でありながら、ある程度の静粛性も追及し、何よりバランス感や中庸を得ることに力が注がれている印象を受ける。そしてサウンド、フィール共に運転者に良く分かる官能的なエンジンにも仕上がっている。

だがスタンダードのM13Aでも、先代スイフトと比較すれば、数段心地よい音を奏でる。1.3の面白い点をあげるとすれば、4000rpmを越えたときに蓋をあけたような勢いが出ることで、その高揚感も気持ちいい。1.6は全域で蓋が開いているが、使い分けが出来て途中で変化する楽しさという点で1.3は面白い。双方とももう少しだけ排気音が大きく聞こえると言うことなしではあるが。。スタンダードでは特に静粛性を重要視されているのでやむを得ないだろう。

なお、M16Aのチューニングポイントは下記のとおりである。
非常に調律のとれたエンジン音を奏で、全域で力強く心地いい。数値では想像できないポテンシャルを秘めているというのが正しい表現に違いない。

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